こんにちは!大会まであと残すところ3日となりました。大会を盛り上げるべく,テレインの地元を紹介したいと思います。今回は,新テレインの名前にもなっている倉掛湧水池です!
倉掛湧水池は、矢板市水辺の景観10選の一つで、今回新規に調査するテレインの西側に位置しています。
ここから湧き出る水は、北西に16kmも離れた高原山中に降った雨が地下水となったもので、二層の硬い石の層を通り、この場所の地下40mぐらい下から粘土質の層が始まるため、再び清水となって湧き出てきています。地下深くから勢いよく湧き出ているため、耳を近づけると「ゴー」といった音を聞くことができます。その水量は毎分8tとも言われ、年中を通して安定して湧き出ています。水温も年中を通してほぼ一定で、摂氏14度ほどです。
ここから湧き出た水は、16年インカレロングの前高原の西側、矢板塩田の下方から続いてくる川と合流して、出川と呼ばれる川になり倉掛村の小山帰地区を流れていきます。この水は、田畑の用水ともなり、人家の井戸水の源泉ともなっています。そして、出川は15年KOLC復活大会の塩谷田所を南北に貫いて荒川へと合流していきます。
倉掛湧水池には地元の方の民家が隣接しておりますので,訪問の際は十分に配慮ある行動をお願いいたします。
出典
矢板市史編集委員会編(1981)『矢板市史』矢板市
取材協力
和氣 様 2018年3月17日
『矢板・塩谷地区全体説明図』(日本学連オリエンテーリング連盟)(http://www.orienteering.com/~uofj/media/terrain/Yaita-Shioya%202015/20150630-Yaita-Shioya_Terrain2015.jpg)を加工して作成
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